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2020-10-25

ジュード・コール / START THE CAR (1992年)

キャデラック・エルドラド・コンバーチブル 1969年

セピア色の哀愁ただよう写真。ニコリともせずに厳しい表情で何かを見つめるジュード・コール。つまらなそうな様子で彼がクルマに戻るのを待つ女性。運転しているのは彼女だ。彼らはダウンタウンの生活に疲れ果てて逃避する。CDのレーベル面には彼らの故郷の家の風景が。アルバムタイトルは「スタート・ザ・カー」。この写真はストーリーの一部なのだ。

ジュード・コール3枚目のアルバム。プロデュースはジェームス・ニュートン・ハワード。ドラムにはジェフ・ポーカロ、ジム・ケルトナー、キーボードにはスティーブ・ポーカロも参加。80年代後半~90年代サウンドは完成度が高い。曲も魅力的だ。

このアルバムはクルマをモチーフにした曲が何曲かある。クルマは60年代の古いキャデラック・コンパーチブル。三角窓が見えるので69年より前の型だ。撮影は90年代に数多くアルバムジャケットを手がけたジョン・ヘルパーン。実に絶妙な構図でジュード・コールをとらえている。

彼は4枚のアルバムをリリースする。質の高い、都会的センスあふれるポップロックは大ブレークしてもおかしくない。しかし時代の風は吹かなかったようだ。少し懐かしさを感じる魅力的な曲は、いま聞いても十分に楽しめる。彼の主要なアルバムはストリーミングで聴くことができる。

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