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2020-01-18

ブルース・スプリングスティーン/TUNEEL OF LOVE (1987年)

キャデラック・デヴィル 第3世代(1965~70) コンパーチブル

熱心なスプリングスティーンのリスナーではないが、このジャケットにはやられた。ジャケ買いだ。豪華なクルマと何かもの言いたげな神妙な面持ちのスプリングスティーン。独特の色調とともに忘れられないジャケットだ。

クルマは何か。明確な三角窓と水平基調の大きなボディーから60年代のアメリカ車と予測がつくがこれ以外の写真がなく、あまりにも情報が少ない。どこの国でもアルバムアートのクルマに関心を持つ人は少ないと見え、WEBで普通に探してもまず一発では情報は出てこない。

探索の基本はアルバム自体を当たることだ。別カットの写真があったりクレジットにヒントが隠されていることが多い。「まず現物をあたる」という行動は何につけ重要だ。楽曲のタイトルや歌詞にヒントがある場合も多いので音楽はすべて真剣に聞く。

アルバムにヒントがなければひたすらWEBを調べる。しかし「あのアルバムの車は何」という調べ方ではまず出てこない。ジャケットの車が話題になることは少ないのだ。様々なキーワードを入れ替えながら探していく。なかなか出てこないものだが丹念にファンサイトの掲示板を探すとヒントが見つかることがある。

同時に重要なのが画像検索。アルバム名で探すとそのアルバムのジャケット写真しか出てこないのでキーワードを変えながら探す。運が良ければ使われなかったアウトテイクやフォトセッションの写真が出てくる。しかし車名までは出ていないことが普通だ。これからばまた大変なのだが、写真を丹念に読みこんで特徴を絞り込んでいく。

クルマは1965年のキャデラック・デヴィル第3世代。 アメリカのスプリングスティーンのファンサイトをたどって、2009年にオークションに出されたこのアルバムのフォトセッションの写真に真後ろから写した写真があった。キャデラックが最も大きく豪華だった時代の車だ。デヴィル(de Ville)はフランス語の「街」の意味でキャデラックの最上位グレード。 まさにアメリカを代表する一台だ。

アルバム「Tunnel of love」。1987年の作品。世界中で3,000万枚売れた84年の超大ヒットアルバム「Born in the USA」の次のアルバムだ。Born in the USAで彼の名声を決定づけられたが、「Tunnel of love」では一転して髪を短く整え、ジャケットを着て、曲はアコースティックで内省的になった。1曲目では、この世では誰も持てないほどの富と名声があっても満たされない愛を歌う。派手な勢いが影を潜めたこのアルバムに戸惑ったファンも多かったが、新境地してして多くの人々に受け入れられたのだった。

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